書籍

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている by ふろむだ

本書は、「なんで、あんな奴が評価されるんだ!?」の謎を明かす「錯覚資産」について解説する心理学の読み物となっており、

・「錯覚資産」とは何か?
・成功者ではない人はどのようにすれば「錯覚資産」を利用できるようになるのか?

という問いに対して人気ブロガーならではの刺激満載の文章で解説している。

ABOUT ME
タチバナ
タチバナ
WEB系外資系企業へ新卒入社。2年で時給は2倍に。現在は国内IT企業へ、ヘッドハンティングを受け20代で1本超え。TwitterではSNSマーケティングやキャリアに関する心構え、人生を充実させるネタを発信。

“勘違いさせる力”が新しい成功のキーワード

「どうしてあの人が評価されるんだろう」

職場や学校、様々な場面で誰でも一度は感じた事があるのではないでしょうか。
社会に蔓延している実力主義。もちろん実力は大切だけれど、成果を出す為に必要なことは他にもあるのではないか。
本書では今までにない新しい成功の秘訣を教えてくれます。

何をやっても成果が出せる人もいますが、逆に実力はあるのになかなか成果が出せない人もいると思います。
この違いは何か。運でも実力でもない成功の秘訣とは何なのでしょうか。

答えを先に言ってしまうと、タイトルにもなっている​“勘違いさせる力”​であると本書では語られています。​

この勘違いさせる力を著者は、錯覚資産と表現しています。
​人生においては、この錯覚資産を理解し利用する事が成功なのです。
錯覚資産とは、簡単に言うとみんなが自分対して持ってくれる都合の良い勘違いです。

具体的な例でいうと、
1、Twitterのフォロワー10万人
2、売上1,5億円の個人事業主
3、有名なベストセラー本の編集者

これらを聞いた時、きっとこう思うはずです。

「なんかすごそう」

1に関しては、きっとカリスマ性や影響力のある人なんだな、とか
2に関しては、素晴らしい実力と才能があって経営を成功させたんだな、とか
3に関しては、革新的な発想力があるから作品が世に出たんだな、とか

ですが、ちょっと待ってください。

Twitterのフォロワーはお金で買えるのでカリスマ性がなくても集まるものですし、売上1,5億円 はそこから利益はいくらなのか実際どういう商売で持続性はあるのかとか様々な疑問が浮かびます。

ベストセラー本に関してはそれを生み出した作家は革新的な発想の持ち主ですが、編集者が同じように革新的なのかは分かりません。

というように、実績がある人だからといってその人自身が実力者であるとは限らない。

その実態はわからないものです。

ですが実績は、経緯はどうあれ私たちにすごいと感じさせたり、信頼につながる事が多々あります。
事実優れた人間である場合も勿論ありますが、大半が錯覚であると著者は言います。

この「なんかすごそう」がつまりは“錯覚資産”です。

[勘違いさせる力=「錯覚資産」]のメリット

なぜこの勘違いさせる力、錯覚資産があると成果につながるのか。
そもそも実力という、実態のないもの目に見えないものなんて誰がわかるのか。
誰も本当の意味で分かっているわけではない、それなら作ってしまおうというわけです

そして錯覚資産をつくる最大のメリット、それはズバリ成長機会が得られることです。

実力のみで成果を出そうとすると認知度や注目がゼロの状態からスタートします。
そうすると良いチャンスが巡ってこない限り誰からも見向きもされません。

チャンスが来ないまま成果に繋がらず終わってしまうなんて事はよくあることです。

誰も見向きもしてくれない中でどれだけ実力を見せても、環境が悪ければ評価されません。
逆に錯覚資産を利用すると多くのチャンスに恵まれるのです。

つまり錯覚資産によって成功機会が得られ、様々な成長機会を繰り返すことで成長し、それが実力になりその実力によって成果をうみ、さらに錯覚資産が手に入る、またさらにその錯覚資産で周りの注目の中、成果を出す事ができ気がついたら大きな評価・実績になっている。

これが人生は運や実力よりも勘違いさせる力で決まる、という著者の主張に繋がるのです。

特に数字による錯覚は作りやすいのでフォロワーや年商などを使うと効果的かもしれません。当然嘘はダメです。

私たちはよく知らない人に会った時に間違いなくこの勘違い、錯覚資産に影響を受けているのではないでしょうか。今ひとつ成果に繋がらないと思い悩んでいる方や、これから事業に挑戦する方など、錯覚資産をうまく活用すれば新たな道が開けるかもしれません。

本書では、より具体的な例をもとに解説してくれています。

情報社会の今だからこそ、新たな観点から生まれた成功の秘訣となっています。

ぜひ気になる方は本作を読んで勘違いさせる力を養う方法を考えてみてはいかがでしょうか。